2020:11:17


ジジッが無事に発売され、初ワンマンも終わり安心しきっております。

びっくりする間もなく忙しなく過ぎ早いもので11月になりましたね

ジジッいかがでしょうか?

個人的に今回は、青春めいたものが多かったのかなと思います。

本当は深海の朝、というタイトルのCDにするつもりだったのですが、予定曲が何曲か変わったので名前も変更することにしました。

まさか、ライブのタイトルになるとは思わなかったけれど(*´-`)

そう、ライブ。

久々のライブでした。

はじめてのワンマンでもあったなぁ

歌ってる時の記憶がなくて、あっという間でした。

私正直ライブって好きでも嫌いでもなかったんです。基本曲作りで満足だったし、見てもらわなくても見て貰えても、やることは変わらないなぁと思っていて。

でもなんだけど今回すごく力を貰ったなぁ

私も何か貰って頂けれたら良いなと思います、とても楽しかったです。

たくさんの方にご協力頂きました。

私の力というよりはみなさんの力です。

本当にありがとうございます…!!

CD、のお話をしようかな

今回のCDは誰かとの関わりについて考えたものが多かったと思います。

一曲づつ紹介してみようと思う。

一曲目の君と着色料は、急にスラスラ〜と言葉が降りてきて

個人的趣味で軽く描いていた小説もどきから、再構成して作りました。

最近自殺について考える機会があって

なんとなーく頭の中をクルクルさせてたからかな、急に答えがドバッと落ちてきて、ちょっまって!!急ね!!って感じでメモって作りました。

私は、人は孤独になったら死ぬんだと思ってました。でも本当に1人だったら生きる理由も死ぬ理由もそもそも必要ないはずで

皆1人にはなれない、自ら死を選ぶ人と、と生きる人の分岐点って、それを呪いにするかお守りにするかどちらを選んだかもあるんじゃないでしょうか。

結局私たちは個別ではあるけど集団意識の中での一つに過ぎないから、例え死でも、その意思を大切にしたいなと思います。

例えるなら私は将棋の駒でもあり、全体は盤。みたいな

でも本当は、死なんてものすらない気もする

もちろん目に見える形では確実に滅ぶのだけれど、どこか大きな流れの中で生きているんだと思う。生きていて欲しいのは我が儘ですが

歌詞では残された側に、割と態度をあっさりさせたつもりなのです。

それが私が出来る私なりの応援。

でも、どうせ一瞬で死ねるんだから、出来れば幸せだって思ってから死んでほしい。

二曲目の感覚、走れ

ジニアを出して、から割とすぐ作った曲です。

その頃私は、経験とパターンを増やすために、1週間に一曲ペースで作ってました。

ただ、そうするうちに経験は積めたけど、楽しい、とか伝えたいことが分からなくなった。

空っぽだなぁ、と思って

1週間ほど休んでみたんです。

ルーティンだったから、意外とそれもきつかったんだけど、、

私は基本悩んだら、問題が解決した後の私を想像して、そこから答えをもらうようにしています。

人と話すの苦手だし、頑固だから、自分で決めた事でしか納得できないし…(小声)

自分的にふたつ考えがあって

1つはこのまま、伝える事ないからつまらない音楽なら出すのはやめるっていうのと

2つはその程度で何かできたと思ってんの?っていう気持ち。

しばらく悩んで、あー!もう、うじうじとめんどくさい!って思って、こうでしょ!!って強引に作った曲です。ふふ

だって作るの好きなんだもん、結局取り込んで出すくらいしか趣味がない 

どれだけ変な曲を作り続けようが、それは私の曲になるし、いつか誰でもない曲ができたらいいなと思う。

運命を決めるのはいつも私であること。 

言い訳がないのは苦しい時もあるけど、その分わかりやすく進みたい道が分かるはずだし

日記を包み隠さず堂々渡せる人になれたらいいなと、いつも思います。

秘密が暴かれるのはナンセンスだけれど

拙くとも頑張らせてほしいな

三曲目のアクアグレイの憂鬱は

あんまーり考えないで作った曲です。

もう、ノリ!につきました。

歌詞もそんな感じ(*´-`)

中学生の頃の私が、なんかいいかなぁと思って覚えて、ちょっと歌って忘れるような曲。

そういうのがあってもいいのかなぁと

むしろ、そういうのが実は1番意味がないようで後から深みを帯びるんじゃないかとか

わかんないけど、忘れるってことは覚えているよりも素直で、面白い

最後、4曲目の肌色

これはたまたま流してたアメリカのニュースで、黒人差別のデモが流れていて

それで急に思い出したんです。

友人に聞いた虎と人?の話なんですけど

[ある男の人が深い穴に落ちてしまって、出入り口がない場所に閉じ込められる。

穴が深すぎて外に這いあがることさえできない。

同じく目の前には、少し前に穴に落ちたであろう、一頭の凶暴で腹をすかせた虎がいる。

武器もない、助けも呼べない、逃げられない]

[男は諦めて愛を持って食べられることにした。するとどうだろう、男を食べた虎の力はどんどん弱まって、ふたつの世界から憎しみが消えた]

一本取られた気分だった。

それからどうなったのかはわからないけれど、そうか、ガンジーも同じことをしたんだと思った。

非難では根本的解決にはならないし

既定の差別を否定する事で、それがまた差別を生み出してる悪循環にもなる。

もちろん声を上げるのは大切だと思うけれど

もし私だったら肌色って書かれた色鉛筆を配る。

山の肌、海の肌、空の肌、それで良いと思う。

私達は今のところ完全に1人にはなれない。

沢山のものに生かされてる。ご飯も水も私ではなく、沢山のものに軽く依存してる。

だから、この世界の全てが肌色になってしまえばいいと思った。

2人にも3人にも100人にもなってしまえばいい。

たまにウザったい肌色の世界で、どう生きていくかを選べるのだから

多分、愛とかそんな類がなければ

躓かず生きていけたのに

叶わないなら、せめて生きているうちに

誰かといる意味を探せたらと思う。

それが願わくば命より美しいものだったら良いな